「片づけ祭り」をスタートさせる前に必ずやることは「理想の暮らしを考えること」です。
でも、「理想の暮らしと目の前のおうちの現状に差がありすぎて、理想が現実的じゃないんです‥」
よくそんなご相談をいただきます。
理想がしっかりと描けている方ほど、今のおうちとのギャップに悩んでしまうかもしれません。
でも、諦めないで。
なぜなら、たとえおうちはすぐには変えられなくても、「暮らし」を変えることはできるのです。
理想の暮らしは、理想のおうちや部屋のことじゃない
「お城のような大きなおうちに、家具はナチュラルカラーに揃えて、広いキッチンでケーキを焼いて過ごしたい!」
こんな風にキラキラとした理想があっても、「我が家は和室なんですよね」「お城みたいにといっても、四畳半のお部屋じゃ、、」と目の前にある現実を考えてしまい、ときめく気持ちはどんどん低下していく。
現実のおうちを見て、理想の暮らしを考えることを諦めてしまっていませんか?
確かに、「理想の暮らし」を思いっきり思い浮かべるべきか、実現可能な範囲で思い浮かべるべきかは、大いに悩ましい問題だと思います。
理想の暮らし、理想の暮らし、理想の暮らし、、、
でも、そもそも暮らしってどういうことなのでしょうか?
「暮らし」とは、すなわち「暮らすこと。時間の過ごし方や生計のこと」
つまり、理想の暮らしとは理想の時間の過ごし方、行動であって、「理想のおうち」とは別モノなのです。
こんまりこと近藤麻理恵がまだ実家暮らしをしていた頃、マンションの通路側の窓さえない自分の部屋を「大好きな部屋」と公言していたそうです。
それは、寝る前にアロマをたいて、お気に入りのクラッシックをかけて、ベッドの横に一輪挿しを飾り‥と、自分の「理想の暮らし」を実践していたからなのです。
お家を変える前に、まずは日々の行動を変えてみる
片づけが終わって理想の暮らしが手に入りましたと言う人たちも、ほとんどの方はいきなり引っ越したり、インテリアを総取っ替えするわけではありません。
まず最初に変わるのが「日々の時間の使い方」。
理想の時間の過ごし方をしていくことで、はじめに思い描いた「理想のおうち」とは違うところがあっても、「今のおうち」が大好きになっていくのです。
おうちはすぐには変えられなくても、暮らしは変えられます。
「理想のおうち」に暮らしているかのように日々の暮らし方を変えていけばよいのであって、それを目指すための片づけなのです。
ですから、「理想の暮らし」を考えるときは、おうちの中でどんな風に過ごしたいかという「やりたいこと」を考えてみましょう。
実際に「理想の暮らし」をするうちに、結果として「理想のおうち」が手に入りました!なんていう人もいるのですから。
さあ、あなたが片づいたおうちでどんなふうに過ごしたいか、理想の時間の使い方をうんと素敵に想像しましょう。
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