「片づけられない原因は人それぞれ。あなたの性格にあった片づけを実践しましょう!」
本や雑誌の片づけ特集で、「性格別の片づけ特集!」を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
この妙に納得感のあるフレーズを聞けば、「ああそうか、今まで片づけられなかった原因は、面倒くさがりな私の性格にあっていなかったからなんだ」と思ってしまいますよね。
しかし、片づけコンサルタントの近藤麻理恵は、5年かけて研究してきた結果「性格別に片づけ法をかえても意味がない」と結論しました。
今回の記事では、性格別に片づけを区別しても意味がない理由と、研究の結果たどりついた「片付けられない3つのタイプ」についてご紹介します!
片づけられない原因を性格タイプ別にできない理由
近藤麻理恵も片づけの仕事を始めたころに、「性格タイプ別の片づけ法」について研究をしていたそうです。
当時は、お客様に血液型を聞いてみたり、ご両親の性格を聞いてみたりと、あらゆる方法で「この性格ならこの片づけ!」と言い切れる法則を見つけようと分析を続けていました。
「めんどくさがりタイプ」「時間がないから後回しタイプ」「モノにこだわりがないタイプ」などなど…
いずれかの性格に自分を当てはめることで、原因がわかって、自分に合った片づけが見つかる!
そう思いますよね。
ですが、片づけが面倒だったり、後回しにしたり、こだわりのないモノを持っていたりするのは、ほとんど誰にでも当てはまることではないでしょうか?
「だとしたら、どうやって片づけられない原因をタイプ別に分けたらいいのだろう?」
では、性格という曖昧な基準で分けるのではなく、もっと具体的な現象を基準にして、片づけられない原因を見ていきましょう。
片づけられない原因は3つのタイプで分けられる
「片づけで実際に起きている現象」を徹底的に観察した結果、近藤麻理恵は「片づけられないタイプは3つ」と判断しました。
1つ目のタイプは「捨てられないタイプ」。
2つ目は「モノを元に戻せないタイプ」。
3つ目は「捨てられないし元に戻せない」タイプ。
さらに、この3つの視点から見た時に気が付いたのが、片づけレッスンを受けに来る9割の人は「捨てられないし、元に戻せないタイプ」だったそうです。
なぜなら「捨てられないタイプ」の人は、モノがあふれて収納スペースがなくなり、「モノを戻せない」状態になります。
「モノを元に戻せないタイプ」の人は、片づけを始めると大量のゴミ袋が出るほど、モノを減らせていないのが実情。
つまり、結局のところ3つ目の「捨てられないし、元に戻せないタイプ」の人がほとんどなのです。
そうとわかれば、「モノを捨てて、元に戻す」という片づけの原則を当てはめればいいだけですね!
どんな性格の人も片づけの2大原則は変わらない
性格タイプ別片づけ法なんて言う難しいことは必要ありません。
どんなタイプの人であろうと、片づけに必要な作業は「モノを捨てること」と「モノの定位置を決めること」の2つだけ。
そして、「まずは『捨てる』を終わらせる」という順番を必ず守ること。
この原則をしっかり守れば、どんな性格の人でも、片づけを終わらせて理想の暮らしを実現できます。
ぜひ、こんまり®︎流片づけメソッドの5つのステップを読んで「まずは『捨てる』を終わらせ」ましょう!