誰もが一度はきっと、「片づけ」について、考えたことがあると思います。
「少しずつ片づけの習慣を身につけていきましょう!」
「完璧を目指さず、ゆるく片づけをはじめましょう!」
片づけに不安を持つ人や、つい億劫で後回しにする人にとって、とっても魅力的なフレーズですよね。その言葉を信じて、片づけを少しずつ始めてみた経験もあるのではないでしょうか。
自分にもできると信じて、意気揚々と始めた片づけの習慣は、今もしっかり継続できていますか?
「しっかり継続して、すっかり整った理想の部屋で、片づけについて悩む時間もなくなり、ゆっくりとくつろいで過ごせています」
もしそうなのであれば、今ごろ多くの人の片づけは終わっているはず。
「少しずつ片づけをスタートさせてみたけど、今もまったく片づいてない!」
きっと、多くの人はそのような状態なのではないでしょうか?
今回は、一気に片づけることで劇的に意識を変えて、片づく習慣を身に着ける「片づけ祭り」をご紹介します。
片づけは祭りであって、毎日するものではない
もしあなたが、片づけは永遠につづく日常だ。と思っていたら、それは大いなる誤解だと思ってください。
片づけには2種類の片づけがあります。
それは「日常の片づけ」と「祭りの片づけ」。
「日常の片づけ」とは、単純に、使ったモノを元の場所にもどすこと。
こればっかりは、一生ついてまわるもの。
しかし、「祭りの片づけ」は毎日するものではなく一生に一度でいいのです。
理想の暮らしを実現してキープするために大切なのは、「祭りの片づけ」なのです。
少しずつ片づけても片づかない日々
少しずつ片づけを進めようとしたことは誰にでも経験があるはず。
「毎日できる範囲で、無理なく片づけて、少しずつ習慣を身につけましょう」
忙しくて、つい片づけを後回しにしている時、この耳ざわりのよい、やさしい言葉を信じて、少しずつ片づけを始めたことはありませんか?
例えば、まずは目に飛び込んできた、長年着ていなかった洋服。
その洋服を1着捨てて、とっても気分がスッキリとします。
「この調子で進めていけば、すっきりとしたお部屋になる気がする!」
「少しずつ片づける」という片づけ法は、とってもスッキリとした気分で、順調にスタートしました。
洋服を捨てた翌日、昔に読んだきりの本を2冊ほど捨ててみる。
2冊捨てたのですが、たった2冊の本が減ったところで、雑然とした本棚が片づいたようには感じられず、
「あれ?今日は、昨日よりスッキリとしなかったな」
そんな風に感じながらも、少しずつ片づけを進めていく。
その次の日は、雑貨の入った引き出しからいくつかの小物を捨ててみる。
その次の日は、使わない化粧品をいくつか捨てる。
そんな風にして1週間と少し過ぎたころから、片づけに気持ちが向かなくなっていき、2週間もすれば、片づけのことなどすっかり忘れるようになっていくのです。
気が付けば、捨てたものを補うように、空いたスペースには新しく買ったモノが収まりはじめ、「片づいた」となんて全く思えない、元の状態に戻りはじめる。
それは、よくあることなのです。
長年の習慣を変える1つの方法
そこでようやく、「長年の習慣は簡単には変わらない」という、当たり前のことに気が付きました。
これまで片づけられなかった人が、片づけの習慣を少しずつ身につけていくということはほとんど不可能なのです。
なぜなら、意識が変わらない限り、人の習慣が変わることはないからです。
「自分は片づけが苦手だから」
「片づけを終わらせるなんてできない」
そんなセルフイメージを持って、片づけを少しずつ進めても、片づく習慣は手に入りませんでした。
習慣を変えるためには、「一気に、短期に、完璧に」片づけを終わらせることで、感情が揺さぶられて意識が変わるほどの劇的な変化を体験すること=『片づけ祭り』が必要なのです
片づけ祭りで意識と習慣を身につける
自分の持ちモノを一つ一つ、捨てるか残すかを見極めていく。
そして残すと決めたすべてのモノの定位置をきめる「祭りの片づけ」を「一気に、短期に、完璧に」終わらせて、完璧な状態を一度体験してしまうことが大切なのです。
「自分は片づけが苦手だから」と思っていたとしても、「片づけ祭り」で劇的に変わった部屋を見た瞬間に「わたしもやればできるんだ!」という意識に一気に書き換わるのです。
一度でも完璧に片づいた状態を体験すれば、もはや以前の散らかった状態には戻れなくなります。
自分の意識が劇的に変わるほどに、「一気に、短期に、完璧に」片づけ祭りを終わらせる。片づけられるマインドに変わってしまえば、あとは使ったモノを定位置に戻すだけ。
「日常の片づけ」は、圧倒的にシンプルになります。
「祭りの片づけ」で一気に片づけて、自分の意識を劇的が変わり、リバウンドしないお部屋をキープしてみませんか?
具体的な「祭りの片づけ」のステップはこちらをご覧ください。
