自分の片づけが終わったとしても、今度は家族のモノやスペースが気になって、イライラしてしまうこともあると思います。
特に、「子どもが散らかしたモノがどうしても気になってしまう」という方も少なくないのではないでしょうか。
「いい加減に片づけなさい!」とつい怒ってしまう、という気持ちもよくわかります。
でも実は、多くの人が「片づけなさい」と言うことで、家族が片づけを始めるきっかけを閉ざしてしまっているのです。
こちらの記事では、家族と子どもが片づけを始めたくなる2つの方法をご紹介します!
家族のモノが気になるときは、自分の空間を思い切り楽しもう
家族に片づけを押し付けても、頑なに片づけを拒否するか、もしくは片づけても大きくリバウンドをしてしまうかの、どちらかの結果になるものです。
そんな時は、イライラを軽減するために、まずは自分のスペースの「掃除に精を出す」ことをおすすめします。
「祭りの片づけ」を終えた後も、「日常の片づけ」は続きます。
「日常の片づけ」とは、使ったモノを元に戻す、使うたびに感謝する、大切に手入れをすることです。
そして、ときめくスペースを保つためには、「掃除」も欠かすことはできません。
自分が残した「ときめく」モノとスペースに向き合うのが「日常の片づけ」、そして「掃除」と言えます。
まずは、片づいた自分のスペースを掃除して、美しい状態をキープしましょう。
なぜなら、あなたが楽しそうに、モノを大切にしながら「日常の片づけ」と「掃除」をする姿を見ているうちに、家族のほうから「自分も片づけをしてみようかな」と乗り気になることは、良くあることなのです。
片づけを終えたあなただからこそできる1番ラクで効果的な方法は、自分のモノを大切に手入れして、自分の空間を思い切り楽しむこと。
家族に「片づけなさい」と言わなくても、勝手に片づけ始めてくれるのです。
家族が片づけに興味を持ち始めたら、手伝いを申し出よう
あなたの「日常の片づけ」と「掃除」を見ていると、家族が片づけに興味を持ち始めると思います。
そのタイミングになったら、片づけの手伝いを申し出ましょう。
しかし、ここで大切なことは「あなたの片づけがちゃんと出来ているかチェックしてあげる!」という立場ではなく、あくまでもモノを集めたり、ゴミを捨てるといった作業を手伝うという立場を忘れないことです。
片づけのやる気の芽が出てもスタートできないのは、「なんとなく大変そう」なイメージによる場合がほとんど。
ですから、面倒な作業をサポートしてあげる、と申し出ることで、家族の重い腰を上げるきっかけになるでしょう。
でもつい監督のようになって口出しをしてしまうと、せっかく出たやる気の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。
家族に片づけを教えるなら「洋服のたたみ方」から始めましょう
家族が片づけに本気になってきたら、一番最初にあなたが教えるのは「洋服のたたみ方」が良いです。
なぜなら、片づけのポイントである「ときめくかどうかを判断する力」は、自分で経験を積んでいくしかありませんが、「正しいたたみ方」は技術の習得なので、すでに出来ている人から学ぶ方が早くてラクだからです。
片づけの技術が向上したことが目に見えて体験できると、人はさらにやる気が出てくるものです。
「洋服のたたみ方」がきちんとマスター出来るかどうかで、その先の片づけのやる気が続くかどうかが決まるといっても過言ではありません。
子どもと一緒に洋服をたたむことで、片づけの本質が伝わる
「洋服のたたみ方」から教えることは、特に子どもに片づけを教えるときに効果的です。
「子どもが散らかし放題で困っているのですが‥‥」というお話をよく聞くのですが、
たいていの場合が、おもちゃの片づけから始めようとしてしまっています。
それでは、いつまで経っても正しい片づけの仕方や「ときめきで判断する力」は身につきません。
なぜなら、おもちゃは素材も、種類も多く、仕分けも収納もとっても複雑。
片づけの難易度が高いので、おもちゃの片づけでは習慣がつきづらいのです。
一方、洋服はカテゴリーがわかりやすく、ときめきの判断もしやすいモノ。
一度片づけを終えて、たたみ方さえ覚えてしまえば、あとは引き出しの定位置に戻すだけで、比較的簡単に片づけの習慣を身に着けることができるのです。
また、子どもと一緒に洋服をたたみながら、
「今日も暖かくしてくれてありがとう」
「いつも守ってくれてありがとう」
という気持ちをモノに対して伝えていくことで、片づけの本質である「モノを大切にする気持ち」が子どもに伝わっていきます。
家族とのコミュニケーションにも役立って、おうちが片づいていく。
「たたむ」ことって、本当に素敵ですね!
ご家族との片づけは、「洋服のたたみ方」から。
ぜひ、家族みんなで楽しみながら始めてみてくださいね♪
【ご自分の片づけを始めるなら、まずは衣類から】