「ときめくモノに囲まれて暮らしてみたいけど、そんなに高価なモノは買えないな・・・」

雑誌やインターネットで素敵なモノ見たとき、ときめくと同時に諦めたことはありませんか?

こんまりこと近藤麻理恵は、片づけの現場で毎日たくさんのありとあらゆるモノを見つめてきましたが、その中で気づいたことがあります。

それは、モノの魅力とは、モノ自体の魅力以外にも大切な要素があるということです。

この記事では、モノの魅力を育てることで、お家を美術館のようなときめき空間にする方法をご紹介します。

モノの魅力には3つの要素がある

これまでの片づけ現場で、たくさんのモノと向き合ってきたこんまりさんは、モノには3つの魅力があることに気づきました。

1つめは、モノ自体の美しさ(先天的な魅力)
2つめは、そのモノにどれくらい愛情が注がれてきたのか(後転的な魅力)
3つめは、モノとしてどれくらい歴史や貫禄があるか(経験値)

この3つがモノの魅力の要素だといいます。

例えば、美術館でのんびりと過ごすことが大好きなこんまりさんは、美術館に置かれているモノの素晴らしさは、モノ自体の美しさだけではないと言います。
たくさんの人に大切なモノとして敬われ、多くの視線を浴び続けた結果、美術品や工芸品として洗練された雰囲気を持つモノに育っていくのです。

片づけの現場でも、たまにどうみても普通の食器なのになぜか強烈に惹きつけられてしまうモノがあります。
そういうモノは必ずと言っていいほど、持ち主に大切にされていた経験値があるのです。

片づけの現場で出合う不思議な魅力を秘めたモノたち

こんまりさんは、片づけレッスンをしたNさんの現場で、不思議なモノに出合ったそうです。

四世代も前から趣のある一軒家でご家族で暮らしているNさんのお家の中には、かなりの食器がありました。

しかし、Nさんのときめきチェックはなかなかのもので「このお皿はときめく。このコップはときめかない」とつぶやきながら、食器の触れる音が響き、順調に片づけが進んでいきました。

その時、「ときめく」コーナーに置かれた1枚の小皿がこんまりさんの目に止まりました。
綺麗な模様がたくさんついた食器が好みのNさん。
「ときめく」コーナーの中で飾り気のない灰色のぽってりとした素朴な小皿が浮いて見えますが、なんだかとても素敵だったのです。

そして「そのお皿、大切なモノなんですね」とNさんに伝えると、びっくりした様子でこう答えられました。

「いえ、デザインも好みじゃないですし、持っていたことも忘れていました。
ただ、なんとなく、ときめく感じがするんです。」

一体、この不思議な魅力はどこからくるのでしょうか?

モノにめいっぱいの愛情を注いで、「ときめき空間」に

Nさんが母に聞いてみたところ、実は先ほどの小皿は、祖母が大切にしていたモノだったことがわかりました。

「先日の小皿は、実はおじいちゃんからおばあちゃんへの手作りのプレゼントだったんですって!
全然知らなかったのに、ときめきを感じるなんて不思議ですね♪」

後日いただいたNさんからのメールには驚きの言葉と、これまで小皿が大切にされてきたエピソードがたくさん綴られていました。

再びお家を尋ねた時、仏壇に飾られた小皿が周りの雰囲気をあたたかくしていたそうです。

自分の身の回りを大好きなモノにして、めいいっぱいの愛情を注ぐことで、モノは気品と品格が育っていきます。

あなたも、今あるときめくモノに愛情を注いで、洗練されたモノで満たされた美術館のようなときめき空間をつくってみませんか?