「ときめかないけど必要なモノ」はどう片づける?手放していいモノ・必要なモノの判断の仕方

「まったくときめかないけれど必要なモノは、どうしたらいいのでしょう?」

片づけに関する質問ランキングで上位にくるのが、この質問。

たとえば冬用の防寒下着など実用重視の洋服や、ハサミやドライバーなどの「道具系」の小物など、日々の暮らしを支えてくれているモノだけど、ときめかないな‥と思ってしまうこと、ありますよね。

でも実は、それは「ときめき」を狭く捉え過ぎているだけかもしれません。

ときめかないと思っていたモノにも、じつは私たちをしっかりときめかせてくれているモノもあります。

きちんと「ときめき」を感じ取って、手放してよいモノと必要なモノを判断できるようになるための考え方を、近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法2 改訂版』より抜粋してご紹介します。

目次

まずは「一度、手放してみる?」と自分に聞いてみよう

片づけをしていて、「ときめかないけど、必要だよなあ」と迷った時。

そんなとき、まずは自分に
「どうしてもときめかないなら、一度、手放してみる?」
と、質問してみましょう。

これで、「一度思い切って捨ててみようかな」と思うならばそれはそれでOK。

ときめかないモノを捨てたところで致命傷になることはないし、だいたい家の中に代替品はいくらでもあるものです。

どうしても必要なときが来たらもう一度買うことになるのですすが、適当なモノは絶対に買えなくなり、吟味に吟味を重ねて選ぶようになるので、結局本当にお気に入りの、一生大切にしたいモノに出合えるようになるのです。

でも、「いや、でも捨てると困る」「時々は使うんだよな」そんな答えが浮かぶならば、もちろん、捨てずに堂々ととっておきましょう。

「あるに越したことはない」と思考停止するのではなく、「なくても、どうにかなるかも?」という気持ちを持って、本当にそのモノを必要としているかどうか、自分で考えてみる。

このプロセス自体がとても大事なのです。

こんまりが捨てて失敗したモノ

こんまりさんは、ときめかないと思ったモノは、ありとあらゆるモノを「いったん手放してみる」ことを繰り返してきたそうです。

ときめかない花瓶のかわりにペットボトルにときめく布をかぶせていろいろなデザインを楽しんだり、スピーカー代わりのヘッドホンはシンプルな暮らしにおいては大成功。

捨てることで出合った、生活の中の新しい楽しみは数えきれないといいます。

とはいえ、例外もありました。

たとえば、機種が古すぎてときめかない掃除機。

捨ててしまってからはティッシュや雑巾で床を拭いていましたが、時間がかかりすぎて断念し、結局新しく購入することに。

ドライバーを捨ててしまったあとには、定規を使ってネジを締めたら、お気に入りの定規がバキリと折れてしまったり‥

スカートの下にはく防寒インナーを捨ててはかなくなったら、あっという間に体が冷えて膀胱炎になって、お医者さんに叱られたそうです。

これらの失敗は、当時、本当の意味でのときめくかときめかないかの判断力が鈍かったことによるものだとこんまりさんは言います。

見た目の地味さについとらわれてしまい、本当はときめいているのに、それに気づけなかった。

ときめきというのは、ドキドキワクワクさせてくれるモノだけだと、思い込んでいたのです。

「ときめかないけど必要なモノ」の本当の役割を考える

けれど今では、ときめきとはそんなにわかりやすい魅力だけではないといいます。

素朴なデザインに「安心する」とか、機能が豊富で「便利」とか、なんとなく「しっくりくる」とか、生活していく上で「役に立ってくれている」というのも、りっぱなときめきなのです。

そもそも、本当にときめかないモノであれば、初めから残すか捨てるか迷うことなどありません。

「ときめかない、でも捨てられない」という状況になったとき、結局答えは3つだけ。

昔ときめいたけどお役目が終了しているモノか、
今もときめくモノのはずなのに感じ取れていないか、
ときめきとは無関係に捨ててはいけないモノか。

ちなみに3番目に含まれるのは、契約書類や印鑑、喪服や礼服など冠婚葬祭関連のモノ、家族や他人のモノなどです。

モノ一つひとつに対してその「本当の役割」を考えてあげるだけで、そのモノが3つのどれにあてはまるのか、あっさり答えはでてきます。

ときめきを感じ取りにくいモノに対して、ときめき感度を上げていくコツ

必要なモノに対してときめきを感じ取りにくいのであれば、ときめき感度を上げていくコツがあります。

それは、「ときめかないけれど必要」と思ったモノを一度、ほめまくってみること。

本当に必要なモノは、間違いなく自分を幸せにしてくれているモノなのだから、積極的に「ときめくモノ」扱いをしてあげるべきなのです。

こうすると不思議なことに、実用一辺倒にしか思えないモノであっても、自分の生活に役立ってくれているモノならば、ちゃんと「ときめく」という判断ができるようになっていきます。

自分の生活を支えてくれているモノ一つひとつに感謝して、ねぎらってみる。

そうしてモノと自分の関係を深めていくことも、片づけの楽しみの一つでもあるのです。
(参考書籍:近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法2 改訂版』)

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