小物の片づけでこれだけは押さえたいポイントは、収納の大原則「カテゴリー別に収納する」こと。
でも、とにかくモノの種類が多い小物カテゴリー。
「カテゴリーが多すぎて、何をどこに収納したのかわからなくなりそう」
「定番カテゴリーに入らないモノはどうしよう」
など、不安になる方もいらっしゃると思いますが、大丈夫。
この記事では、収納場所がわかりやすく、モノにとっても居心地のいい小物類の収納をつくるためのコツをご紹介します!
定番カテゴリーに分類できないモノは、自分カテゴリーをつくる
小物類の代表的なカテゴリーといえば、
「文房具類」「キッチン用品」「バス用品」「コード類」「薬類」「工具類」などなど‥‥
定番カテゴリーだけでもたくさんありますが、それ以外にも自分で新しくカテゴリーをつくってしまうほうがいい場合があります。
たとえば絵を描くのが趣味の人なら「お絵描き道具」カテゴリー。
付箋を集めるのが大好きで大量にあるのなら、「付箋」を一つのカテゴリーとして独立。
「趣味が多くて、こまごました道具がたくさんあるんです」という人なら、ざっくりと「趣味のお道具系」としてまとめてしまうのもいいですね。
「洗剤やスポンジのストックが多すぎて、キッチンや洗面所に収まりきらない」という場合、あらゆるストックを集めた「消耗品ストック」の引き出しをつくるのも、よくあるパターンです。
定番カテゴリーでうまく分類できなければ、自分でカテゴリーをつくってしまえばいいのです。
「おうちにきれいな虹をつくる」収納法とは?
こうして自分なりにカテゴリー分けができたら、収納のポイントはあと一つだけ。
「近くになんとなく同じ性質のカテゴリーのモノを収納していくこと」
これを繰り返していけばいいのです。
たとえばコード類の隣には、「電気っぽい香りがするモノ」同士でパソコン関連のグッズを。
パソコングッズの近くには同じく「電気っぽいモノ」でデジカメを収納してみたり、人によっては「毎日使うモノ」同士でパソコンの隣に文房具を収納したり‥。
このようにしてちょっとした「連想ゲーム」を繰り返していけば、似た性質のモノがいつの間にか近くに収納されていきます。
モノは、きっちりカテゴリーに分かれているというより、少しずつ重なり合いながらグラデーションのようにつながって存在しているもの。
そのつながりを自分なりに感じて、似たモノを近くに収納していくことで、よりグラデーションは鮮明になっていきます。
それをこんまりは「おうちの中にきれいな虹をつくる」と表現しています。
収納は楽しいもの。気楽にざっくり、感覚的に
こうして似た性質のモノをグラデーションで収納していき、最終的に、どこに何が置いてあるか自分が把握できていて、それがモノにとっても自分にとっても自然な状態であればだいじょうぶ。
グラデーションなので、カテゴリー分けがあいまいな部分があっても不安になる必要はありません。
何よりも、自分の感覚で「こっちかな?」と思ったということは、それが今の時点で絶対正解なのです。
片づけ祭り中はすべてのものは「仮置き」でオーケーです。
気楽にざっくり構えて、楽しく収納を作りましょう!
ときめきでモノを選んで、モノのつながりを感じながら収納をつくっていく。
こういう感覚的な収納作りこそが、自分の「ときめき感度」を高め、自分にとって最高に心地よいおうちがつくれる方法なのです。