衣類の片づけがおわったら、次は本類の片づけに進んでいきましょう!
「捨てられないモノ」のベスト3の1つが、本類。
読書が趣味な本好きな人も、そうでない人も、案外捨てられないのが本類ではないでしょうか?
でも、なぜ本って捨てられないのでしょう?
実は、多くの人が本棚に本を置いたまま片づけようとして、失敗しているのです。
この記事では、本を手放して新しい情報が入ってくるようになるために、本類の片づけ方をご紹介します!
実は知らない正しい本の片づけ方
実は、本を捨てられない大きな原因は、「本の捨て方が間違っている」ことにあります。
つまり、多くの人が「正しい本の捨て方」を知らずに、「本だけは捨てられない」と悩んでいるのです。
そこで、まずご紹介したいのは、「正しい本の捨て方」です。
初めに、一冊残らず、本棚から全ての本を床に積んでいきましょう。
「全部ですか?」
「かなりの量があるのですが…」
こんな風に思った方もいるのではないでしょうか?
たいていの方はここで躊躇してしまうのですが、量が少なくても多くても関係ありません。
一旦、全ての本を床に積んでいくこの作業は、絶対に飛ばしてはいけないのです。
「本棚に入れたままでも、タイトルを見て選んだ方が楽に片づくと思うのですが…」
これも多くの方が言うセリフでしょう。
確かに本棚にいれたままでも、本を選ぶことは物理的には可能かもしれません。
そして、一度床に出した本を、また本棚に戻してくいのですから、二度手間と感じてしまうのもわかります。
ですが、本棚に収まったままの状態では、ときめくかどうかで本を選ぶことは非常に難しいのです。
本棚に入れっぱなしの状態で、ときめくモノを厳選できなければ、結局もう一度最初からやることになり、むしろ二度手間になるでしょう。
では、なぜ本棚に入れたままの状態では、ときめく本を選ぶことが難しくなるのでしょうか?
動かされていない本は風景に同化して「寝ている」状態
本に限らず、服でも小物でも、収納に収まったままのモノ達は「寝ている」状態に近いと言えます。
長らく動かされることのないモノたちは、まるで草むらに隠れているカマキリのように、気配をけしているようなもの。
つまり、風景に同化してしまっていて、見ているのに見えていない。そんな状態に陥ってしまっているのです。
だから、モノを残すか捨てる選ぶときは、収納からいったん全部取り出して、風景と同化して寝ている状態から起こしてあげることが大切なポイントです。
実際に、近藤麻理恵は片づけの現場で、積んである本の表紙を軽くたたいたり、本の山に向かって柏手をうつようにパンッと手を打ってみたりします。
お客様も不思議そうな顔をするのですが、その後は本を選ぶスピードがぐんと早くなっているのです。
本棚の風景に同化している状態で本を見るよりも、床に並べて1冊1冊の本を手に取ってときめく本を選びましょう!
本が多すぎたらカテゴリー別に分けて進める
本棚の本が多すぎて、物理的に一度に床に置ききれない場合は、本のカテゴリーにわけて床に積んでみましょう。
本のカテゴリーは大きく分けて4つ。
小説、ビジネス書などの「一般書籍」
レシピ本や参考書などの「実用書」
写真集などの「観賞用」
そして、「雑誌」の4種類に分けることができます。
もちろんご自身の持っている本に応じて、新しいカテゴリーを作ってもかまいません。
大切なのは1冊1冊手にとって、「触った瞬間のときめき」を感じながら捨てるか残すかを決めていくこと。
ただし、判断基準が鈍って片づけが進まなくなるので、中身を読むのはオススメしません。
自分にとって、ときめく本だけが残った本棚を想像してみてください。
幸せな気持ちになり、あなたが本当は何に関心があるのかを教えてくれるような本棚が、目の前に現れるはず。
そしてそれを眺めている幸せな自分をありありと感じられれば、ときめく本を選ぶことができるはずです!
「いつか読むかもしれない」のいつかは永遠に来ない
最後に、本を捨てられない理由のナンバー1をご紹介します。
それは、「また読むかもしれないから」というもの。
すでに何度も読み返しているお気に入りの本であれば、もちろん捨てる必要はありません。
ここでお伝えしたいのは、「一度読んだきりで、またいつか読み返すかもしれない」と思っている本についてです。
そのような本を手に取って、「その本、持っていてときめきますか?」と聞いてみてください。
「ときめかない…」と思う本はありませんか?
あえてはっきりとお伝えしますが、「ときめくかどうかを迷っている時点で、読み返される本はない」のです。
そもそも、一度読んで、そのあと読み返されない本たちは、その本としてのお役目をしっかりと終えてくれています。
途中まで読まれた本たちは、「途中まで読まれるためにあなたの元にきた本」なのだと考えましょう。
続いて、一度読んだ本より圧倒的に捨てにくく、厄介なのが未読の本。
「いつか読みたいと思っている」という、もっともらしい言い訳で、自分に捨てられないという暗示をかけていませんか?
世界中の家で片づけレッスンをしてきた近藤麻理恵は、こう断言しています。
“その「いつか」は、絶対に来ない。”
なぜなら、本には「読み時」があるからです。
誰かにおススメされた本や、ベストセラーの本も、「読みたい」と心が動いたその時が「読み時」です。
「読み時」を過ぎてしまえばお役目を終え、これから先に読まれることはないのです。
「この本は読む必要がなかった。」
そう教えてくれたお役目を終えた本に、「今までありがとう」と感謝を伝えて、潔く手放してしまいましょう。
本を捨てると新しい情報が入ってくる
本という情報の詰まったモノを整理することで、物理的に本棚がスッキリとするだけではなく、頭の中の思考も整理されていきます。
その影響で、本棚がスッキリしていると、新しく入ってくる情報にも敏感になったり、自分にとって必要な情報がどんどんと入ってきたりします。
あなたが本棚に残したときめく本たちは、あなたに何を伝えてくれていますか?
あなたの空いた本棚には、これからどんな本との出会いが待っているでしょうか?
新しく入ってくる情報を受け取って、あなたの人生にときめく未来を実現していきましょう!
【次の記事は…】