いよいよここからは、物理的なワークスペースの片づけについて、具体的にご紹介していきます。
デスクでも、個室タイプのワークスペースでも、片づけの基本的なステップは同じです。
こんまりメソッドでは、お家の片づけと同様に
「モノ別に正しい順番で」
「カテゴリーごとにすべてのモノを集めて」
「ときめくモノを選ぶ」ことが大切です。
この記事では、仕事で使うワークスペースのカテゴリーの分け方と、片づけの正しい順番をご紹介します。
まずは片づけの範囲を確認しよう
片づけの手順を解説する前に、まずは片づけの範囲を確認しておきましょう。
オフィスでの片づけの場合は、自分の責任で片づけられるところだけを片づけるのが鉄則。
共有スペースについては、たとえ変えたくなったとしても、いったんは目をつぶりましょう。
自宅で仕事をしている方がワークスペースの片づけをする場合は、仕事に関係するモノと、プライベートなモノとは、意識的に分けて片づけをしましょう。
明らかに「仕事用」「プライベート用」と用途が分かれているものであれば、今回は「仕事用」のみを片づけて、「プライベート用」のモノはお家の片づけをする際に手をつけるというのもOKです。
最短で片づけを終わらせるこんまり流「正しい順番」
片づけにおいて大事な「片づけの順番」ですが、お家の片づけでは「衣類・本・書類・小物・思い出品」の順に片づけるのが定番です。
この順番にする理由は、残すか捨てるかの判断がしやすく、収納場所が決めやすいカテゴリーから順に片づけをするため。
一番効率が良く、片づけがサクサク進むので、この順番をオススメしています。
ワークスペースの片づけの場合は、単純にこの5カテゴリーから衣類を除いた「本・書類・小物・思い出品」の順番で片づけるのが正しい片づけの順番です。
カテゴリーごとに全てのモノを集めて
カテゴリーごとに片づける時のルールは、そのカテゴリーに該当するモノを収納から全て出し、1ヶ所に集めること。
例えば筆記用具を片づけるときは、引き出しからも、ペン立てからも、全ての筆記用具を机の上に集めてから、残すべきモノを選びます。
1ヶ所にモノを集めることで、各カテゴリーでどのくらいモノを持っているのかを明確にします。
さらに同じカテゴリー内のモノを比較すると、残すモノを見極めやすくなるため、選ぶスピードが上がります。
同じカテゴリー別に収納も作れるので、取り出しやすくシンプルになります。
そして、最も重要な効果は、自分の全ての持ちモノの量を把握することで、必要以上にモノを増やさなくなることです。
自分の持ちモノが増えすぎないことこそが、リバウンドしない片づけのポイントなのです。
ここまで、ワークスペースの片づけの正しい手順とモノ別のカテゴリーについて解説しました。
次回からは、「本」「書類」「小物」「思い出品」の各カテゴリーごとの片づけのポイントを解説していきますね。