数え切れないほどの「天才たちの部屋は散らかっていた神話」を見聞きしたことはありませんか?
その影響か、「散らかっているデスクの方が、クリエイティブな感性が刺激されていいですよね?」という質問も多い昨今。
今回の記事では、「ひょっとして片づけるよりも散らかった方がいい仕事ができるのかも・・・」と迷っている方に、どのような仕事環境がいいのかを判断する「4つの質問」をご紹介します。
さっぱりしたデスクなんて、創造性がなくてつまらない?
「散らかったデスクが心を表すというなら、何にもないデスクは何を表すというのだろうか?」
これは、かの有名な理論物理学者アルバート・アインシュタインが言ったとされる言葉です。
本当にアインシュタインが言ったのかはさておき、実際、アインシュタインの机の上は、書類やノートにいつも覆われていたそうです。
天才画家のパブロ・ピカソも、大量の作品たちに埋もれながら制作活動をしていたとか。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズも、部屋をあえて片づけないままにしていたとか。
「天才たちの部屋は散らかっていた」という話は枚挙にいとまがありません。
結局のところ片づけたらいいの?散らかった方がいいの?
と、このまま記事を読みす住めることに迷いが生じたあなたに、簡単な「4つの質問」をご紹介します。
あなたに適したワークスペースを見極める4つの質問
まずは、オフィスやデスク、アトリエなどあなたの仕事場を思い浮かべてみてください。
ここで4つの質問です。
1.あなたは今、ここで仕事をすることに前向きな気持ちになれていますか?
2.この机で仕事をすることにときめきていますか?
3.あなたのクリエイティビティが100%発揮されていると感じますか?
4.明日もそのデスクで働きたいと思いますか?
いかがでしたか?
4つの質問全てに迷いなく「イエス」と答えられたなら、あなたの仕事のときめきレベルはかなりものです。
けれど、モヤっとした気持ちになったり、心が沈むような感覚が少しでもあるのなら、片づけを試してみる価値は大いにあります。
要するに、あなた自身が自分のいる環境について、どう感じているかが大切なのです。
散らかっているか、片づいているかは重要じゃない
完璧に片付いたデスクがいいのか、散らかったデスクがいいのか、実はそこはあまり重要ではないのです。
大切なのは、あなたの場合は、どんな環境ならときめいて仕事ができるのか、あなたなりの「ときめき基準」を知っていることが大切なのです。
その「ときめき基準」を発見するのに、片づけは大いに役立つのです。
実際、片づけのレッスンを卒業されたお客様の中にも、片づけが終わってさっぱりとしたお家になったところ、「やっぱり、もう少し装飾がたくさんあるインテリアの方が好みでした」と気がついて、飾りを付け足すケースも珍しくはありません。
あなたは「片付いているほうが創造性を発揮できるタイプ」でしょうか。
それとも「散らかっている方が創造性を発揮できるタイプ」でしょうか。
あなたがどちらのタイプだとしても、あなたのクリエイティビティが開花する「ときめく仕事場」の正解を、片づけによってあなた自身が発見するのを楽しみにしていてください。