今回のテーマは「トイレの片づけ」。
そう聞いて、「トイレの片づけは特に困っていないな」と思われた方も多いのではないでしょうか?
置くモノといえば、トイレットペーパー、掃除用品、消臭用品、生理用品くらい。
ストック量が過剰な場合を除けば、収納難易度は低いといえます。
でも、だからこそ、トイレ収納は適当になってしまいがちなのも事実。
あなたのトイレは、うっかり人に開けられても恥ずかしくない収納になっていますか?
この記事では、トイレこそ「見た目が命」の収納にする理由と、トイレだからこそできる、ときめく空間づくりのヒントをご紹介します。
トイレ収納こそ「見た目が命」にこだわる理由
こんまりが「トイレの収納こそ見た目が命」と思うようになったきっかけには、ある出来事がありました。
以前、友人が家に遊びにきた時のこと。
「トイレットペーパーが切れたから、付け替えておいたよ」そう言われてドキリ。
まさか、あそこが開けられるとは‥‥。
トイレの収納だけは油断していて結構適当だったというこんまり。
あらためて確認してみると、棚の中にはトイレの定番グッズがそのままザクザク置いてあるだけ。
散らかってはいないものの、それぞれのパッケージがガサガサと主張しているようで、けっしてときめく収納とはいえません。
「普段から“見えない場所にこそときめきを!”と言っているのに‥‥」
「いやそれ以前に、女性として恥ずかしい‥‥」
と、なんともいえない恥ずかしさを覚えたそうです。
よく考えてみれば、トイレはおうちの中でも公共性が抜群に高い場所。
お客様が入ってくる頻度は高く、収納を開けられてしまう確率もクロゼットよりずっと高い。
しかも置くモノは生活感がプンプン漂うモノばかり。
他人に見られる機会はほとんどないけれど、ここが汚かったら一発アウト。
トイレこそ、「見た目が命」の収納にするべきなのです。
人に見られても恥ずかしくないトイレ収納の作り方
トイレ収納の作り方は、備えつけの棚があれば簡単です。
大前提として、すべてを中に収納すること。
こまめに掃除されていることが何より大切なトイレですから、トイレブラシとサニタリー用ゴミ箱以外、床には何も置いていない状態を作ります。
そして収納は、「うっかり人に開けられても恥ずかしくない状態」を目指してつくっていきます。
まずはトイレットペーパー。
ベストはパッケージから出して、ときめくカゴや箱に詰め替えて収納する方法。
適当な収納用品が見つからなければパッケージのまま入れても問題ありませんが、袋から出して直接置いたほうがスッキリすることも多いです。
そして消臭スプレーや掃除用品。
ボトルにペラっとついた「消臭!」などと書いてあるシールなどは即刻はがすのはもちろん、パッケージごと剥がしてしまうのもおすすめです。
トイレ系のグッズはどぎついパッケージが多いので、こうすることで収納の中の見た目が格段に落ち着きます。
ただし、お子さんがいる場合や、使用頻度が低くて使い方を確認する必要があるモノなどは例外です。
そして、一番大事なのが、生理用品をどうするか。
たとえ家族でも女性同士でも、生理用品の存在はあえて見せない気遣いがほしいもの。
袋ごと収納も、パッケージが丸見えなのも、いただけません。
生理用品はラタンのカゴや自分のときめく箱に収納すればパーフェクト。
余ったエコバッグにすっぽり入れてしまう方法もおすすめです。
エコバッグならば中身が少なくなればカサも減るので、収納場所が小さい一人暮らしの方にぴったりです。
これでトイレの収納は完了。
箱や袋さえ見つかれば、せいぜい10分あれば完成してしまいます。
そもそもモノが少ないトイレは、「片づける」というより「ときめくトイレにする」ことをいきなり考えられる、希少価値の高い場所でもあります。
ときめきエッセンスでトイレはガラリと変わる
さくっと片づけを終えたら、ときめきエッセンスをプラスする番。
空間が狭いトイレはわずかな飾りでイメージがガラリと変化する上に、滞在時間が短いので、ときめき濃度が多少濃くても大丈夫なのが素敵なところ。
たまにテーマパークや飲食店で、コンセプトにぴったりのトイレに出会うと嬉しいですよね。
そんなふうに、自分や家族の好きなテイストにあわせて「ときめきテーマパークトイレ」に挑戦してみるのも楽しみ方のひとつ。
もちろん、シンプルなワビサビの雰囲気を楽しむのもひとつです。
トイレによくあるモノに、なんとなく貼ってあるカレンダー、学習ポスター、なぜか積んである本‥などがありますが、そもそもトイレは排出する場所。
100%アウトプットする場なので、不要な文字情報などインプットするモノはおすすめしません。
逆に、アロマをたく、お花や絵や雑貨を飾る、マットやトイレカバーにこだわるなど、感覚に訴えるときめきエッセンスをプラスするのがおすすめです。
好きなモノを好きなだけ使って、トイレを自分色に染め上げてみてはいかがでしょうか?