おうちの片づけではカテゴリーの多さのため、挫折しそうな人が続出する「小物の片づけ」。
でもご安心ください。
オフィスの片づけは、おうちの片づけよりも小物類のカテゴリーはずっと少ないです。
書類の片づけを乗り越えたあなたなら、乗り越えられないはずがありません!
今回の記事では、オフィスの「小物の片づけ」のポイントをご紹介します。
持っている小物のサブカテゴリーを把握する
オフィスの片づけでよく見つかるものといえば、
たとえば大量のペンやホチキス、使い切れないほどの付箋。
それから歴代のイヤフォンや謎のコード類などに、
使いかけのハンドクリームや目薬が何種類も、
それにデリバリーでもらったフォークやおしぼり、調味料のストック‥。
まずは冷静に、ご自分のワークスペースにどんなカテゴリーの小物があるのか、ざっと見渡してみましょう。
一般的なワークスペースに置いてある小物のサブカテゴリーは、たとえばこのようなもの。
・文房具
・電機系(デジタル機器・電化製品・コード類など)
・業務に関する小物(サンプル品・画材・制作のパーツなど)
・ケア用品(コスメ・医療品・サプリなど)
・食品系(お茶・お菓子・カトラリーなど)
あなたが持っているモノのサブカテゴリーを把握できたら、
こんまりメソッドの基本通り、同じサブカテゴリーのモノを一か所に集めて、一つ一つ手にとって、残すものを選んでいきます。
ただし、「引き出しの中がぐちゃぐちゃで、カテゴリーごとにモノを探し出すのが難しい」という場合は、引き出し一段分の中身をザーッと机の上や床に全部出してしまいましょう。
そして、残すモノを選びながらカテゴリー分けしていけばOKです。
各サブカテゴリーの片づけのポイント
- 文房具
文房具は、ハサミやホチキスなどの「道具系」と、付箋やクリップ、ノート‥などの「消耗品系」に分類できます。
まず道具系の文房具は、基本的に机に一つあればいいもの。知らず知らず、必要以上に抱えてはいませんか?
基本的には一つだけ残して、あとは共有スペースに提供するなどして手放しましょう。
消耗品系も、ストック過多になっていないか、自分の机にどれだけ必要なのか考えてみましょう。心地よい量だけを残して、速やかに共有スペースなどに戻しましょう。
- 電機系
オフィスの片づけでよく見つかるのが、壊れた電化製品や、今は使っていない歴代のガジェット類。それってデスクに必要でしょうか?
また、古いイヤフォンや謎のコードが溜まってはいませんか?
この際謎のコードは何なのかはっきりさせて、必要でなければ感謝して手放しましょう。
- 業務に関する小物
画家なら絵具などの画材、アクセサリー作家ならビーズなどのパーツ類、美容ライターなら化粧品のサンプル類‥など、その職業ならではの持ち物ってありますよね。
仕事に直結するだけに、もっとも片づけによるときめき効果を感じやすいのがこのカテゴリーです。
特にアートやクリエイティブ関係のお仕事の方が「ときめくかどうか」で残すモノを選んで行った結果、インスピレーションが湧いて仕事にも良い影響があった、という声を聞くことが多くあるのです。
一つ一つのモノを手にとって、それを使うことにときめくか、自分に問いかけてみてください。
体の細胞がキュンと喜ぶかんじがするか、ズンと沈むかんじがするか、体の反応をしっかり感じてみると、自分の中に明確な答えがあることにきっと驚くはずです。
ケア用品や食品系も同様に、カテゴリーごとにすべて集めて、一つ一つ判断していきます。
すべて集めてみると、こんなに多くの量を持っていたのかと驚くかもしれません。
賞味期限が切れているものなど、明らかに不要なモノも多く持っていたことに驚く方も多いと思います。
残すかどうか判断に迷った時は、自分の理想の働き方を思い出してみてください。
オフィスにケア用品をたくさん集めるのがときめくのか、
それとも本当はもっと早く帰って、家でそれらを使った方がときめくのか‥。
きっと、自分にとってときめく働き方を考え直すきっかけになるはずです。
次回の記事では、最後のカテゴリー、思い出品の片づけのポイントをご紹介していきます。