おうちの中でも片づけや収納に悩む方が多いのが、キッチン。
「なにはともあれ、まずはキッチンの収納法から教えてほしい」
そんな風に思ったことはありませんか?
でも実は、キッチンをなんとかしたいと思う方は、洋服の片づけも終わっておらず、片づけの基本が身についていないケースが多いのです。
その状態で最初に比較的難易度の高いキッチンの収納に手をつけてしまうと、片づけが中途半端になってしまったり、残すか捨てるかの判断ができず、散らかった部屋で途方に暮れることも‥。
この記事では、キッチンの片づけを先にしてはいけない理由と、正しい片づけの順番についてご紹介します。
キッチンを先に片づけてはいけない理由
片づけの大前提として、キッチン、リビング‥といった「場所別」で片づけるのではなく、衣類、本、書類、小物‥といった「モノ別」で片づけていくことが鉄則。
キッチンにあるモノは「小物」で、洋服、本、書類が終わった後に片づけるべきものです。
ときめきの判断力が身についていない最初の段階で、キッチンの「小物カテゴリー」に手をつけてしまうと、とんでもない悲劇が待ち受けています。
キッチン小物は、モノの種類も量も多く、一気に片づけるには時間がかかります。
片づけ中に残すものに迷いが生じてしまうと、片づけが中途半端になってしまい、下手をすれば食器やお鍋、調味料などがキッチン中に広がったまま、気が付けば夜中に‥‥
片づけも終わらず、収納も作れないとなってしまっては本末転倒です。
必ず5つのカテゴリー順に片づけて、「小物カテゴリー」でキッチン小物に取り掛かりましょう。
余った収納グッズも有効活用
5つのカテゴリー順を守って片づければ、
小物カテゴリーでキッチンの片づけをはじめる頃には、衣類、本類、書類の片づけが終わり、あなたの「ときめきで判断する力」も徐々に磨かれているはず。
その頃には今まで使っていた収納グッズもスペースも空いてきているはずです。
ムダな収納グッズを買い足さなくても済みますし、なによりも「これはここに収まるために余っていたのね!」という具合に、おうちの中の収納の帳尻がどんどん合っていく感覚は、実践した人にしかわからない快感です。
「まずはキッチンをなんとかしたい!」と思っても、洋服から順番に進めることこそが片づけの最短距離なのです。
次回は、いよいよキッチン小物の片づけと収納の方法について、具体的にご紹介いたします。