おうちの中でも片づけや収納に悩む方が多いのが、キッチン。
「なにはともあれ、まずはキッチンをなんとかしたい‥」
そんなふうに思ったことはありませんか?
モノが多い上に日々汚れやすいキッチン、お困りの方が多いのはよくわかります。
でも、自分の洋服の片づけもできていないままにキッチンから片づけ祭りを始めると、たいていは挫折します。
この記事では、キッチンの片づけを先にしてはいけない理由と、正しい片づけの順番についてご紹介します。
理由1:必要なときめきの判断力が足りないから
理由は二つ。まずは、ときめきの判断力の問題です。
片づけの大前提として、キッチン、リビング‥といった「場所別」で片づけるのではなく、衣類、本、書類、小物‥といった「モノ別」で片づけていくことが鉄則。
キッチンにあるモノは「小物」で、洋服、本、書類が終わった後に片づけるべきものです。
ときめきの判断力が身についていない最初の段階で、キッチンの「小物カテゴリー」に手をつけてしまうと、とんでもない悲劇が待ち受けています。
キッチン小物は、モノの種類も量も多く、一気に片づけるには時間がかかります。
しかも、おたまやらしゃもじやら、「ときめく‥?」と最初は判断しにくいモノが多いですよね。
ときめきの判断力が磨かれないままキッチン小物の片づけに突入し、残すモノを選んでいるうちに迷いが生じてしまうと、大変。
わけがわからなくなってしまい、中途半端に片づけが終わらないまま時間だけが過ぎ、気がつくと夜中の二時、食器やお鍋や調味料が雑然と広がるキッチンで呆然と立ち尽くす‥なんてことになりかねません。
だからこそ、片づけは順番に進めることが大切。
洋服、本、書類、と片づけて、残したモノをきちんと大切にしながら生活をしていくうちに、実用一辺倒に思えるキッチン小物でもときめきで判断できるようになっているはずです。
理由2:ムダに収納グッズを買い足さなくて済むから
キッチンから片づけてはいけないもう一つの理由は、そのほうがムダな収納グッズを買い足さなくてすむから。
大小さまざまな道具や食品が入り混じるキッチンは、スペースあたりに必要な収納グッズの量が一番多い場所。
それでも、順番に片づけていけば、ほとんどのおうちではそれまでの片づけで空いた収納グッズでまかなえてしまうのです。
「これはここに収まるために余っていたのね!」という具合に、おうちの中の収納の帳尻がどんどん合っていく感覚は、実践した人にしかわからない快感です。
だから、まっさきにキッチンを片づけたい気持ちはぐっと抑えて、洋服から順番に進めること。
結局は、それこそが片づけを最短で終わらせる方法なのです。
小物の片づけの中でも、できれば後のほうに取り掛かるのがおすすめですよ!