突然ですが、ここで大切なことをお話しします。

キッチンの片づけ収納をキープするコツを読んで、「モノをもっと減らさないと、結局ときめくキッチンにはならないんですね」とあきらめないでほしいのです。

矛盾しているように感じるかもしれませんが、キッチンはシンプルを目指さなくてもいいのです。

この記事では、キッチンをシンプルにしなくてもいい理由をご紹介いたします。

キッチンは片づけても「モノ」が多いと感じる場所

キッチン用品売り場を歩く時の、あのなんとも言えないワクワク感を、誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
アボカドのスライス器や、ごぼうの皮が簡単にむける手袋など、家事をラクにするアイディア系のキッチン用品が所狭しと並んでいるのを見るとついつい買ってしまいますよね。

しかし、ワクワクして手にしたはずのアイディア系のキッチン用品が、片づけのレッスン中に処分されていくのも事実なのです。
アイディア系のキッチン用品は、子どもにとってのおもちゃと同じで、その時の興味に合わせて揃えるのが楽しいモノ。
ときめきを感じられなくなる日がやってきたら、丁寧に感謝を込めて処分しましょう。

でも、お役目が終了したモノを減らしたはずでも、なかなかスッキリしないのがキッチンというもの。
「キッチンの片づけはほぼ終わったはずなのですが、それでもモノが多い気がします」という悩みを抱える方も多いのです。

おそらく、モデルルームなどのディスプレイのようなキッチンに憧れる気持ちがあるのかもしれません。
しかし、綺麗なモデルルームのキッチンを目指さなくてもいいのです。

日本のキッチンほど興味がそそられる空間はない

世界各国の調味料がずらりと並び、フードプロセッサーやせいろなどの多種多様な調理器具、重箱にそうめん用のボウルなど季節に合わせた食器がそろった、豊かで魅力的なキッチンは日本だからこその情景です。

ある有名な料理研究家の方が「日本で生み出されているレシピの数は、世界でも異常にズバ抜けて多いのよね」とおっしゃていたのですが、日本の食文化の豊かさは、世界でも群を抜いているといっても過言ではありません。

豊かで美しい日本の食文化は、私たち日本人のDNAに刻み込まれた次の世代にも引き継いで行きたい大切な宝物です。

つまり、「無理にシンプルなキッチンを目指さなくても良い」のです。

大事なのは、モノの収納場所が把握できていること。
それさえクリアできていれば、ギュッとモノが詰まったキッチンを誇りに思ってよいのです。

自分が、そこで料理をしていると、それだけで楽しく、幸せを感じられる。

無理にシンプルなキッチンを目指さなくても、そんな自分流のときめくキッチンを目指してほしいと思います。